4/13 銀座・歌舞伎座

@ 銀座
@ Ginza

Ginza Wako
東京メトロ末広町駅から銀座線に乗車し、銀座で下車。銀座に来たのは約5年ぶり。西欧系やアジア系などの外国人がたくさん歩いていて、平日なのにかなりの賑わいだ。ここは銀座和光前の交差点。

@ 銀座三越
@ Ginza Mitsukoshi

Ginza Mitsukoshi
銀座三越。ここは落ち着いた雰囲気のデパートというより、外国人の祭り会場のような雰囲気である。訪れている人の半分は外国人で、西欧系やアジア系の観光客で賑わっていた。
特に1階の化粧品売り場やブランド店はほとんどが外国人で、外国人スタッフも様々な外国語を話していた。化粧品売り場は意外と外国人の男性客も多く、女性以上に熱心に化粧品を品定めしている姿が印象的だった。奥さんに頼まれて買いに来ている人も結構いるのかもしれない。

デパートはここ最近、大きく雰囲気が変わった。日本でのショッピングが外国人観光客に注目を集め、札幌でも客層は確実に変化している。札幌駅前や大通界隈のデパートでアジア系や西欧系の外国人観光客を見るのはごく当たり前のことだ。
以前に「今年(2010年)のさっぽろ雪まつりでは日本人の買い控えがひどかった」という新聞記事を読んだことがあったのだが、裏を返せば外国人はそうでなかったということだ。それだけデパートの国際化が進んだという証でもあろう。大都市のデパート業界にとって、外国人観光客の購買力はとても魅力的に映るようだ。

@ 東京鳩居堂
@ Tokyo Kyukyodo

銀座の街を新橋方面へ歩いていると、東京鳩居堂という、西欧系外国人で大賑わいの店を見つけた。和文具や和紙などを豊富に取り揃えており、確かに外国人が日本ならではのお土産を買うのに良いかもしれない。この店は英語の観光パンフレットでも紹介されている。

@ 博品館
@ Hakuhinkan Toy Park

Hakuhinkan Toy Park
博品館は英語の観光パンフレットで紹介されていたので、実際はどのようなものか気になって訪れた。博品館は1899年(明治32年)に「新橋帝国博品館」として創業した老舗玩具店で、地下1階から4階までが玩具売り場、5階・6階がレストラン、8階が博品館劇場となっている。

さすがは英語の観光パンフレットに紹介されているだけあって、訪れていた客の半分は外国人。そしてなにより玩具の品揃えが素晴らしい。これほど充実している玩具店は15年ぶりくらいに見た。

かつては札幌のデパートにも大規模なおもちゃ屋があり、どこも活気に満ち溢れていたのだが、現在は規模が大幅に縮小、あるいは消滅してしまい、往時の面影は見る影もなくなってしまった。それだけに、この華やかな雰囲気は昔のデパートのおもちゃ売り場を思い起こすようで懐かしい。ここで幾つかお土産を買った。


ここまで来ると新橋駅が近いが、再び銀座駅方面に向かって歩く。道路脇には外国人観光客を乗せたバスやタクシーがたくさん停まっており、歩道は外国人観光客で大賑わい。ただ、中には明らかに怪しげな勧誘を行っている日本人も歩いているので注意が必要だ。

@ 日産銀座ギャラリー
@ NISSAN GINZA HALLERY

銀座駅前の一等地にある日産の銀座ギャラリー。ここも外国人観光客で大賑わいで熱心に写真を撮っていた。入場無料、出入り自由というのも良い。日本の先進的な技術を搭載した日本車は、外国人にとても魅力的に映るようだ。未来の日本車を使った外国人向けの観光プラン、何かできないだろうか。

話は変わるが、最近はトヨタ博物館が外国人観光客の人気を集めているらしい。


東銀座駅前の交差点を横断中、都営バスとロンドンバスが停車している姿が見えた。この組み合わせは中々ユニークだ。


@ 歌舞伎座
@ Kabuki-za

東銀座駅前にある歌舞伎座。ご存知の通り、歌舞伎座は施設老朽化などの理由で2010年4月28日をもって一時休館、建て替え工事が行われる。新しい歌舞伎座は2013年春に完成する予定だ。

せっかく東京・銀座に来たからには、一度は歌舞伎を見てみたい。15時30分ごろ、歌舞伎座の入口に到着。第二部(二)の一幕見席のチケットを入手すべく、順番を待つことにした。

一幕見席はその名の通り、ひとつの幕を個別に観賞できる席で、手ごろな価格で歌舞伎を鑑賞できる。順番の列は1階から2階に向かって続いており、私は列の後半のほうだったので立見で観賞できるらしい。もっとも、案内係の方によれば、一幕見席を立見で見られればまだ良いほうなのだそうで、早々に満席になってしまう日も少なくないらしい。これは幸運だ。一日の公演の中でも、夜の第三部が最も人気があると案内係の方が話していた。

今日の17時50分から発売が開始される第三幕の幕見席には11時から並んでチケットの発売開始を待っている人がいるらしい。確かに15時30分の時点で、第三幕のチケットの発売開始を待つ人でかなり長い列ができていた。


一幕見席のチケットを買い求める人の3分の1以上は西欧系の外国人。歌舞伎は世界的に有名な日本の伝統文化だが、果たしてどのくらいの外国人が訪れているのかというのは、中々わからなかった。しかし、様子を見る限り、歌舞伎は外国人にも相当の人気がありそうだ。それにしても、一幕見席や開演時刻の情報などはどこで入手してくるのだろう。

40分ほど待ってチケットを入手し、さらに入場開始まで10分ほど待った。外国人は行列に並ぶのがあまり好きではないという話をどこかで耳にしたことがあるが、ここで並んでいる人たちに、そのような様子はなさそうだ。


歌舞伎座の総座席数は何と1,867席。見かけによらず、これは驚きの収容能力だ。歌舞伎というのは値段の高い座席から先に売れていくという話を聞いたことがあるが、このあたりは大相撲にも共通したものがある。

16時34分開幕。一幕の三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)と藤娘(長唄囃子連中)を続けて観賞した。私自身、歌舞伎座で歌舞伎を観賞したのは初めての経験だったが、外国人も真剣な眼差しで歌舞伎を鑑賞していた。中でも藤娘の開幕時のインパクトが強く、館内の観賞客から「おぉ」という感嘆のどよめきが起こると同時に、館内中の観賞客が盛大に拍手を送っていた。


17時38分、終幕。これで第二部は終わりなので、館内からどっと観賞客が外にあふれた。まったく、これが平日の光景とはすごいものである。平日観光の需要とこの勢い、何か他の観光関連分野に生かせないだろうか。

free counters
Share on Google Plus

About booksjourney

    Blogger Comment
    Facebook Comment