東京発 旅行ルートの考え方

北海道&東日本パスでの旅行。前述した旅行計画の手順旅行プランの考え方を踏まえた上で、まずは一番利用者が多いと思われる東京発の旅行ルートを考えてみよう。
JR 北海道・JR東日本・青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・北越急行・富士急行線の普通・快速列車などが連続した7日間乗り降り自由なので、実に様々な旅行ルートをつくることができる。


JAPAN TRAVELER的 東京発 旅行ルートの考え方

1. 北海道周遊 (往路・復路とも鉄道利用)

北海道への往復で鉄道を利用する旅行ルート。毎シーズンともこのパターンで旅行する人はとても多い。旅行開始日の朝に東京から青森までひたすら普通・快速列車で移動し、青森から夜行急行はまなすに乗車(別途に急行券などが必要)。北海道を5日間周遊した後、旅行6日目の夜に再び夜行急行はまなすに乗車し(別途に急行券などが必要)、7日目の朝に青森に到着。東京までひたすら普通・快速列車で移動して帰路につくという旅行ルートだ。

北海道への往復で北海道&東日本パスを利用するので、交通費を抑えて旅行したい人向けの旅行ルートといえる。ただ、東京から北海道までひたすら列車に乗り続ける必要があるし、東京から青森までの普通・快速列車の大部分は車内の座席がロングシートなので、体力的には非常に厳しいものがあるだろう。それでも同じことを考える人が多いので、東京から札幌まで乗り通す人はとても多い。

車窓を眺めることに至高の喜びを感じる人、何時間列車に乗っても全く飽きが来ない人、とにかく可能な限り交通費や宿泊費を抑えて旅行したい人向けのプランといえる。往路は東北本線・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道経由で、復路は奥羽本線・東北本線経由などにすれば、東北の県庁所在地駅を往復で通過することができるし、車窓にも変化が付くことだろう。

なお、北海道内完結の夜行列車は一本も運行されていないので、どうしてもどこかで宿泊する必要が出てくる。当サイトでは北海道の宿・ホテルをネットで予約できるので、積極的に活用してほしい。


2. 北海道周遊 (往路は鉄道利用、復路は航空機利用)

北海道への行きは鉄道を利用し、北海道到着後は有効期間最終日まで北海道を周遊、航空機でさっと東京に帰るという旅行ルート。「北海道への鉄道旅行は楽しみたいけれど、往復はちょっと・・・」という人や、疲れを溜めずにさっと帰りたい人向け。北海道&東日本パスを購入する前に、まずは帰りの航空券を手配しよう。

東京を朝に出発して翌日に北海道入りすれば、北海道では最大6日間鉄道旅行ができるし、往路の途中で東北の宿・ホテルにちょっと滞在すれば、東北旅行と北海道旅行の両方が楽しめる。せっかくの旅行、東北を素通りするのは勿体ない。

例えば東北本線・IGR・青い森鉄道をただ北上するだけにしても、例えば仙台市内で1泊するだけで、北海道へ行くまでの間に白河や福島、白石、平泉、盛岡などで観光の時間を取ることができる。仙台市内であれば、仙台駅から少し離れた勾当台公園駅周辺に比較的安価な宿・ホテルが点在している。


3. 北海道周遊 (往路・復路とも航空機利用)

往路・復路とも航空機を利用して、北海道観光にたっぷり時間を取る旅行ルート。とにかく北海道の鉄道旅行を存分に楽しみたい人向けの旅行ルートといえる。7日間あれば北海道内の大部分の鉄道路線に乗車することも不可能ではないし、何より観光の時間をたっぷり取ることができるだろう。それに北海道への往復で疲れを溜めることもない。

この旅行ルートを計画する場合、まずは往復の航空券を手配しよう。東京からは新千歳、函館、旭川、帯広、釧路、女満別、稚内などへの直行便が就航している。北海道への往路をフェリー利用、復路を航空機利用にするといったプランも面白いかもしれない。北海道の宿・ホテルもネットで予約しておこう。


4. 東日本エリア周遊+北海道観光 (往路は鉄道利用、復路は航空機利用)

東日本エリアの鉄道旅行を楽しみながら7日間かけて北海道へ北上し、札幌界隈などを観光して航空機で帰路につくという旅行ルート。北海道&東日本パスのフリーエリアを存分に活用した旅行ルートで、特に甲信越地方や東北地方での鉄道旅行に重点を置いている。

北海道での移動や旅行に2日分を残しておいたとしても、甲信越や東北で5日間の鉄道旅行が楽しめる。東日本エリアのローカル線めぐりやリゾート列車の乗車などはいかがだろう。7月下旬から8月中旬にかけて旅行するならば、混雑を覚悟で各地で開催される伝統的な祭りやイベント、花火などを見物するのも良いだろう。

当サイトでは北海道の他に東北地方甲信越地方の宿・ホテルを予約できるので、積極的に活用してほしい。


5. 東日本エリア周遊 (鉄道利用)

東日本エリアに的を絞って7日間旅行するルートも考えられる。7日間あれば東日本エリアのローカル線の大部分を乗車できるし、ちょっと足を伸ばして函館へ行く事もできる。これを機会に余った日数分を使って東京近郊のローカル線に乗車するのも面白いだろう。


・・・以上が当サイトが考える東京発の旅行ルートの基本的な考え方だが、他にもまだまだ色々な使い方や旅行ルートが考えられることだろう。自分の価値観や旅のスタンス、旅行のために取得できる休暇日数、予算などを考慮して最適な旅行ルートを考えてみよう。
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