4/13 秋葉原電気街

@ 秋葉原
@ Akihabara
築地から東京メトロ日比谷線で秋葉原へ向かう。秋葉原は本来、電気街のイメージが強かったが、2000年代以降はアニメやコスプレをはじめとした、いわゆる「オタク文化」発信地の要素が加わった。2000年代後半からは日本のオタク文化や家電製品に興味を持つ外国人から注目を集め始め、世界各地から連日、大勢の外国人観光客が訪れているという。

最近は外国人向けのツアー「はとバス外国語ツアー」が秋葉原でも開催されており、英語パンフレットの副題には「In Japan, Otaku is cool!」と書かれている。「オタク文化」はいまや世界中から注目を集めている文化なのだ。

@ 神田佐久間町一丁目
@ Kanda-Sakumacho itchome

ここは秋葉原駅前の神田佐久間町一丁目。一見すると何気ない広場のように見えるが、ここはかつて秋葉原駅に隣接する船溜りだった場所だ。広場が周囲に比べて微妙に低く、両側に当時の石垣が残っている。秋葉原駅で貨物を取り扱っていた時代、東北各地から運ばれた貨物はここで船に積み替え、水運で東京各地へ運ばれていったという。


船溜まりにかつて架かっていた佐久間橋の親柱が残っている。

まずは「ヨドバシAkiba」に行ってみる。ここは最近、数多くの外国人が日本の家電製品を買いに訪れているという。なので、外国人でたいそう賑わっていると思ったら、思ったほどでなかったが、ヨーロッパから来たと思われる修学旅行生を見かけた。ここには外国語を話せるスタッフが相当いるので、これは時期や時間帯によってかなり違うのだろう。

@ 嘉日免税店
@ Kajitsu Duty-Free Shop

Kajitsu Duty-Free Shop
JR秋葉原駅の南側にある中国企業の免税店。秋葉原駅界隈は外国人観光客を対象にした家電の免税店が軒を連ねている。

@ 永山免税店
@ Eisan Duty-Free Shop

国旗を背景にした看板が一際目立つ永山免税店。札幌にも南4条に店舗を構えている。

@ 宝田無線免税店
@ Takarada Musen Duty-Free Shop

JR秋葉原駅から歩いてすぐの場所にある免税店。この店の軒先に秋葉原案内所がある。

@ 秋葉原案内所
@ Akihabara Information Desk

Akihabara Information Desk
宝田無線免税店の軒先にある秋葉原案内所。この案内所は結構有名な存在なのだが、通り過ぎていく人が随分と多かった。もっとも、今日は平日なので休日などは様子が違うのだろう。ここで秋葉マップを手に入れる。

秋葉原案内所では1日2回、有料でガイドツアーを開催している。

実は秋葉原を歩いている途中、2人の警察官に職務質問や手荷物確認を受けている人を見かけた。この界隈の手荷物確認はかなり厳重で徹底している。警戒が厳しい理由は十二分に理解できるのだが、万が一自分がこんな経験をしてしまったら、個人的には二度とここを訪れる気など起こらないと思う。しかしこれははっきり言って、全く予測不可能である。それならば最初からこのようなガイドツアーに参加したほうがいいかもしれない。

秋葉原案内所のガイドツアーは大人2名以上からの申し込み。外国人の参加者も結構多いらしい。参加者同士でわいわい話したり、メイドカフェを体験したりすれば、また新鮮で面白い発見があることだろう。秋葉原ガイドツアー、次回に秋葉原を訪れる時はぜひとも参加してみたい。

@ 秋葉原ラジオ会館
@ Akihabara Radio Kaikan

Akihabara Radio Kaikan
秋葉原案内所の向かい、JR秋葉原駅から歩いてすぐの場所にある「世界のラジオ会館秋葉原」。ラジオの名前がついているが、ラジオ関係のテナントは入居していないし、ラジオ専門店でもないので、名称に惑わされてはいけない。店内ではオーディオ・パソコンの他、フィギュアや模型、おもちゃなどを取り扱っており、外国人にも人気がある。

秋葉原の電気店はどこも国際色豊かで外国人の姿が多かった。もちろん、最近は日本のフィギュアやガチャポン、メイドカフェ、オタク文化のテナントも外国人に人気だ。日本の家電やオタク文化が世界をリードし続けていく限り、ここにはこれからも世界各地から大勢の観光客が訪れ続けることだろう。

@ 秋葉原UDX
@ Akihabara UDX

Akihabara UDX
秋葉原駅の北側に位置する複合オフィスビル「秋葉原UDX」。22階建てで、7階以上はオフィスフロア。6階まではレストランや商業施設などが入居している。


1階から3階までは秋葉原UDXレストラン街となっている。ここのレストラン街は近代的でラインナップがとても充実しており、中々魅力的だ。


アキバ・スクエア前の西側デッキにはラベンダーのプランタが置かれていた。秋葉原でラベンダーが見られるとは意外だ。

@ 東京アニメセンター
@ Tokyo Anime Center

Tokyo Anime Center
秋葉原UDXの4階にある東京アニメセンター。ここは最近、日本のアニメに興味を持つ外国人観光客に人気の施設だという。東京国際ホステルには東京アニメセンターの英語パンフレットも置いてあった。

館内にはオフィシャルショップやアフレコ体験設備、イベントギャラリーなどがある。平日なので訪れている日本人や外国人は少なかったが、休みの日などはかなり賑わうのだろう。

しかし、日本のアニメが世界中で高い人気を集めているというのは、日本人としてうれしいことである。個人的に日本のアニメはジャンルが多種多様で独創的、かつ表現が非常に繊細だという印象がある。もちろん、マンガやアニメの魅力はそれだけではないのだが、これだけ高度にマンガやアニメの文化が発展している国は、世界中を見渡してもそう多くないだろう。

それに、日本のマンガやアニメ、オタク文化、コスプレ、ファッションは、いまや全世界的にすごい人気を博している。私もそれを強く実感しているところだ。
北海道や札幌市よりも小さな国でも、日本のサブカルチャーの人気は本当にすごいものがある。それと同時に、若者を中心に日本語の学習熱も確実に高まっている。

日本のマンガ・アニメ・オタク文化・コスプレ・ファッションが世界中の人々を魅了していることを我々はもっと知るべきだと思うし、そのことについて我々はもっと自信を持っていいのではないだろうか。秋葉原を訪れて、改めてそう思った。

まさに「In Japan, Otaku is cool!」である。

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