4/10 福島花見山公園


Around Fukushima Station
福島駅前の広場には大勢の観光客がおり、特設コーナーにはたくさんの桜が咲いていた。とても綺麗に咲いているので、最初は造花なのかなと思ったが、紛れもない本物の桜だった。と言うことは、花見山でも相当程度の桜が咲いていることが十分に期待できる。

駅前には仮設の荷物一時預かり所が設けられており、手荷物ひとつに付き100円で預けられるという。事前情報では手荷物の預かり所に関する情報はホームページに載っていなかったと思うのだが、このような情報は目立つ場所にしっかりと載せてほしいものだ。
それにしても100円とは随分と良心的な価格だ。ハンドバックくらい持ってバスに乗ればよかったのだが、そのことをすっかり忘れてしまい、カメラと予備の電池だけ持ってバスに乗ってしまった。完全に手ぶらである。

# 福島駅東口9:25→花見山9:40 (臨時バス「花見山号」・花見山行き)
# Fukushima Station East Gate 9:25 ~ Hanami-yama 9:40 (Special shuttle bus "Hanami-yama go", bound for Hanami-yama)
花見山行きの臨時バス「花見山号」に乗車する場合、駅前のバス乗り場で500円の往復券を発売している。これを買ってバスに乗り込む。車内はかなりの賑わいだが、立ち客は少ない。
バスは福島市街を走り、程なくして花見山方面への道路に入る。花見山方面の道路は通行制限が行われており、渋滞などで遅れるようなことは全然なかった。


Hanamiyama bus stop
花見山に到着。バスに乗っていた途中で気が付いたのだが、このバスは花見山のラッピングバスで、車体や窓などに桜の模様があしらわれている。全ての車両がラッピングされているわけではないが、これはかなりの力の入れようだ。

@ 花見山公園
@ Hanami-yama Park
花見山公園は福島市街から少し離れた山あいに広がる私有地で、本来は花卉園芸を行っている。つまり、最初から公園として整備された場所ではないのだが、写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れ、紹介されたことによって、2000年以後、急速に知名度が広まった。現在では福島県屈指の観光名所である。


おぉ、桜が綺麗に咲いている。これは期待できそうだ。
写真は散策路から撮ったものだが、この後、アジア系外国人観光客のカップルが、立ち入りが禁止されている畑のあぜ道に入って記念写真を撮っているのを見た。彼らにとって、畑は農作物の生産地だという認識など無いのだろう。そのあたりのマナー全般については、日本人だけでなく、外国人に対しても様々な方法で周知してほしいものである。


山の斜面にも様々な桜が咲いている。園芸用の桜なので、一般的な桜と比べて形や見栄えが大きく異なる。桜の木はやや小ぶりなものが多く、桜の花びらの密集度が高い。このような桜は初めて見たが、様々な樹種を植えているので、遠くから見るととても綺麗だ。


それにしても綺麗に咲いている。ここまで鮮やかに咲いているとは思わなかった。遠路はるばる訪れた甲斐があるというものだ。


花見山周辺には数箇所の休憩所が設けられている。背後の山の桜が綺麗だ。


花見山の斜面は「はなさかじいさん」の物語を思い起こすような景観だ。


鈴ヶ入川沿いには花卉農家が点在している。こちらの桜も見事だ。


鈴ヶ入川沿いの道路終点付近から眺めた春爛漫の花見山。里山の春は美しい。


花見山の桜は見事なりけり。


鈴ヶ入川沿いの道路を折り返して花見山公園の入口へと向かう。


さて、これから花見山に登る。徐々に高度を上げて行く。山の斜面に咲く桜が綺麗だ。


山の斜面から湧き出るような桜の木々。


さらに高度を上げて行く。


花見山山頂への散策路は幅が細いので渋滞し、よく立ち止まった。何故なのかと思ったら、集団の先頭を歩くのボランティアの方が時々立ち止まっては、花についてしばらくの間、解説を始めるのだった。個々に歩いている後続の人たちは不必要な渋滞に巻き込まれてたまらない、と愚痴をこぼしていたが、確かにこの状況では愚痴をこぼしても致し方ない状況だ。
渋滞の列は下のほうまで延々と続いていた。結局、ボランティアの方は途中で解説を止め、その後は人の流れもスムーズになった。ボランティア解説は大いに結構なことなのだが、周囲の状況にもよく気を配ってほしい。


花見山の山頂に到着。着いた時は空いていたが、その後どんどん人がやってきて、山頂は一気に賑やかになった。


山頂からは福島市の中心部がよく見える。花見山は福島市の中心部から思ったほど離れていない。


山頂からは山麓の桜や噴煙を上げる吾妻山が綺麗に見える。




パンフレットなどで紹介されている風景はこのあたりから撮ったものであろう。


花見山バス停方面の眺望。ちょうど住宅街が広がるはじめる手前付近にバス停がある。結構な距離を歩いた。山頂でしばし休憩し、花見山を下る。


彼岸桜。ピンク色が鮮やかで、観光客の目を引いていた。


ソメイヨシノも綺麗に咲いていた。


山をだいぶ下ったところで大きなカエルがいた。

花見山を訪れる観光客は日本人が中心で、その他にアジア系の団体客がいた。西欧系の観光客はごくわずかだったが、ここは世界中の人に自信を持っておすすめできる花の名所だと思った。

# 花見山11:35→福島駅東口11:50 (臨時バス「花見山号」・花見山行き)
# Hanami-yama 11:35 ~ Fukushima Station East Gate 11:50 (Special shuttle bus "Hanami-yama go", bound for Hanami-yama)
ぐるっとまわって約2時間。当初の予定通り、花見山を11時35分に発車する福島駅行きのバスに乗車した。

その後、福島駅に隣接する駅ビルのラーメン店で昼食を取ったが、ここは基本的な接客が全然なっておらず、不快だった。こういうことは他所でもしばしば目の当たりにするのだが、基本的な接客がなっていない店というのは、再び訪れようという気にとてもなれない。接客は店の印象を決定付ける要素のひとつなのだから、このあたりはしっかりしてほしいものである。
Share on Google Plus

About booksjourney

    Blogger Comment
    Facebook Comment