4/7 平泉文化遺産センター


中尊寺を後にし、中尊寺の入口近くに立つ武蔵坊弁慶の墓に立ち寄る。この時点で時刻は16時13分。これから歩いて毛越寺へ行くのは、時間的に少し難しい状況になってきた。

@ 平泉文化遺産センター
@ Hiraizumi Cultural Heritage Center

Hiraizumi Cultural Heritage Center
この時点で時刻は16時25分。平泉文化遺産センターは17時までの開館で、16時30分までに入場する必要がある。毛越寺も17時で閉まるので、ここで少し迷った。ここから毛越寺まで歩いて10分程度だということは後で知ることになるのだが、目の前まで来て素通りするというのも勿体ないという気がしたので、立ち寄ることにした。今回は毛越寺へ行くのをあきらめるしかない。

平泉文化遺産センターの入場は無料。見学する場合、自由見学とガイド付き見学のどちらかを選ぶことができるようだが、1人で来ているので、とりあえず自由見学をさせてもらうことにした。展示室はパネル展示が中心だが、平泉の歴史が時代ごとに詳しく紹介されている。展示内容は非常に新しく、4ヶ国語で解説されているので、世界遺産の登録を見越しての展示内容にしたのであろう。

平泉の文化は源頼朝にも大きな影響を与えたのだそうだ。平泉を訪れた頼朝は、平泉の高度な文化的景観に強い感銘を受け、頼朝は鶴岡八幡宮をはじめとした鎌倉の街並みを造成するさいに平泉の文化的景観を参考にしたと言われている。

@ 熊野三社
@ Kumano-Sansha Shrine

Kumano-Sansha Shrine
平泉文化遺産センターの向かいにある神社。本殿はつい最近になって改築されたようだ。


熊野三社に近接する池。何となく歴史がありそうな雰囲気だ。

@ 旧観自在王院庭園
@ Old Kanjizai-ouin Temple Garden Site

Old Kanjizai-ouin Temple Garden Site
平泉文化遺産センターから8分ほど歩いた場所にある庭園。藤原基衡の妻によって造成された寺院で、建物は全て失われてしまったが、発掘調査に基づいて「舞鶴が池」が復元されている。ここは誰でも自由に入ることができ、よく手入れされた庭園風景が素晴らしい。
毛越寺はこの庭園に隣接する場所にある。駅からそれほど遠くなさい場所にあるので、機会があれば改めて訪れることができそうだ。


庭園前の道路を平泉駅へ向かって歩く。夕陽に照らされた建物と山並みが綺麗だ。


Hiraizumi Station
6分ほど歩いて平泉駅前に到着。


駅構内には源義経公北の方牛車が復元展示されている。平泉駅は16時40分で窓口業務を終了しており、第一級の観光地の玄関口にしては随分と店じまいが早い。
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