4/8 浦戸諸島・野々島

@ 寒風沢間渡船
@ Connecting vessel of Sabusawa

寒風沢桟橋から対岸の野々島(学校下)までは無料の渡船が運行されている。運行時間帯は平日が7:30~16:30、土曜・日曜・祝日と12月29日~1月3日が8:30~16:30となっている。寒風沢桟橋から乗船したいときは、桟橋にある赤い旗を上げて対岸の小屋に知らせる仕組みだ。野々島側から乗船する場合は、直接船長さんに乗船の旨を伝える。


赤い旗を揚げて、渡船が来るのをしばし待つ。対岸から渡船が来たら旗は下げておく。


旗を上げると野々島方面から渡船が迎えに来る。対岸までは直線距離で約150mしかない。乗船料は無料の上、私一人のために渡船を運行してくれるので申し訳ない気がしないでもないが、寒風沢島と野々島の学校下を結ぶ公共交通機関はこの渡船しかないので、ありがたく乗船させていただく。

# 寒風沢桟橋9:28頃→野々島(学校下)9:30頃 (渡船・第一うしお丸)
# Sabusawa Port 9:28 ~ Nonoshima (Near the school) 9:30 (Connecting vessel "Daiichi-ushio maru)

Daiichi-Ushio maru
第一うしお丸に乗船。座席は操舵室前方に4列あり、屋根などはない。乗船時間はわずか2分で、寒風沢水道をゆっくりとした速度で進む。


Nonoshima Port (Near the school)
野々島(学校下)の桟橋に到着。このような渡船も島の魅力のひとつと言えよう。

@ 野々島
@ Nonoshima Island

Nonoshima Island
学校下の桟橋から歩き始めると、程なくして登り坂の道路となる。
野々島の人口は約140人。島には内海長者が通商をし、巨額の富を蓄えたという伝説があるらしい。浦戸諸島の行政の中心的な島となっている。


School gate of Urato-daini elementary school and Urato junior high school
坂道途中のカーブにある塩釜市立浦戸第二小学校・浦戸中学校の校門。朝に寒風沢桟橋で下船した中学生は、渡船を乗り継いでこの中学校に通っているのだろう。松の木が立派だ。


坂道の途中から寒風沢桟橋方面を眺める。島の高台には電線の鉄塔が見える。


島の中央を通る舗装道路。時折、自動車も通る。


視界が開けると右手にラベンダー畑が。市民活動団体によって造成されたのだという。7月中旬から8月中旬に見ごろを迎えるのだそうだ。


左手には松島湾を望む。急に曇り空になってきた。

@ 夜泣地蔵

墓地の入口にあり、子供の夜泣きが直るとの言い伝えがある。お茶などが置かれており、こちらも綺麗に手入れされていた。


野々島でも桜が咲いていた。このあたりもかつては畑だったようだが、現在は湿地のようになっている。

@ 椿のトンネル
@ Tunnel of camellia
道路から階段を上って徒歩道へ入る。道中に椿のトンネルがあり、ちょうど今が見ごろらしい。


最初はこれが椿のトンネルかと思ったが、そうではないらしい。しかし、これはどう見ても椿のトンネルのように見える。


綺麗な椿の花。


Tunnel of camellia
これが椿のトンネル。長さは結構ある。


道端には石像が。この道は随分と歴史がありそうだ。


一部の椿の花は散っていたが、まだまだ綺麗だ。


歩道を歩き始めて6分、野々島漁港が見えてきた。


道の途中に怪しげな素掘りの洞窟が。地元では「ほら」と呼ばれており、ほかにも何箇所かで見られる。昔、富を蓄えるために倉庫として掘られた洞窟であるとも言われている。

@ 熊野神社
@ Kumano Shrine

Kumano Shrine
浦戸集落の近くの高台にある神社。社殿の奥にキリシタン仏像が安置されていると伝えられている。境内に一匹の猫がいた。


境内には鐘撞堂がある。張り紙には「参拝のための鐘つきは、ひとり3回だけにしてください。連続してつくと何かの事故と間違えられます」と書いてあった。


先ほどの猫は切り通しの階段へ。


こちらを振り向いている。


猫はさらに別の石段へと駆け上がっていった。階段の中央部が大きく凹んでおり、これはかなりの歴史がありそうだ。


猫は再びこちらを振り向いていた。


住宅の中の細い道を歩いて港のほうへ。ここは熊野神社の参道のようだ。


住宅街そばの崖下にも怪しげな素掘りの洞窟が。現在は物置などに使われているらしい。

@ 浦戸諸島開発総合センター
@ Urato Archipelago Integrated Development Center

浦戸諸島の行政の中心で、宿泊研修も可能な施設だ。総合センターの窓口へ行き、石浜への渡船を利用したい旨を伝えた。


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