4/10 白河小峰城

# 福島12:23→白河13:56 (JR・普通列車黒磯行き)
# Fukushima 12:23 ~ Shirakawa 13:56 (JR, local train, bound for Kuroiso)

Fukushima Station
黒磯行きの普通列車は堂々の6両編成だった。随分と編成が長いなと思ったら、郡山で後ろの4両を切り離すという。発車してからの車内放送で気がついた。土曜の昼間なので、途中の駅から高校生がどんどん乗ってくる。仙台から福島の間や、福島から郡山の間は、まだ一度も途中下車したことがないので、一度は降りてみたい。

郡山に到着し、前のほうの車両へ移動する。案の定、車内は結構込んでいた。旅行客も相当多い。今日は青春18きっぷの利用期間最終日なので、旅行をしている人も多いのだろう。このような列車は終点まで混雑しているような場合が多い。私は白河で下車した。


Shirakawa Station
白河駅の現駅舎は1921年(大正10年)に建てられたもの。三角屋根が特徴の洒落た外観だ。

@ 白河小峰城
@ Shirakawa-Komine Castle

Shirakawa-Komine Castle
駅の地下歩道を抜けてすぐの場所にある白河小峰城へ向かう。城の入口までは歩いて5分とかからない。そもそもこの城の存在を知ったのは、5年ほど前に列車で白河を通った時、停車中の列車の中から城の古い石垣が見えたことによる。

白河小峰城は1340年に小峰城として築城されたのが始まりで、1632年に完成した。松平定信などが居城した東北随一の城だったが、戊辰戦争によって城の大半を消失、落城した。


白河小峰城の入口に到着。城の周辺は城山公園として整備されている。城の石垣がとても立派。公園の桜は咲き始めていたが、城内の桜はまだ咲いていないようだ。


Shirakawa-Comine Castle
白河小峰城の三重櫓と前御門。これらは戊辰戦争の時に消失したが、1990年代に当時の資料に基づいて復元された。史実に基づいて復元するため、建物には戊辰戦争の激戦地となった松並稲荷山の杉を使用したという。木造建築なので、城の中には一度に50人以上は入れないようだ。


城の中へ入る。無料で天守に入れる城は、日本ではここ白河小峰城が唯一なのだそうだ。


城の入口に立つおとめ桜。このおとめ桜には悲しい逸話が残っている。築城当時、城の石垣が何度となく崩れたため、ついに人柱を立てることになった。その時、たまたま父を迎えに来た藩士の娘が捕らえられ、人柱とした。白河の人たちは人柱となった娘を悼み、この場所に桜を植えたという。桜は戊辰戦争の時に消失し、現在は2代目の桜が植えられている。
ここの桜の前に通訳のボランティアらしき方がいて、アジア系の観光客に、おとめ桜について英語で解説していた。


白河小峰城の城内に入る。昔のままに復元しているので、城内の階段は非常に急だ。


城内には甲冑が展示されており、外国人観光客が記念写真を撮っていた。


復元された石落とし。歴史の本で見たことはあったが、本物を見るのは初めて。


三重櫓の最上階から眺めた城山公園と白河駅。かつては白河駅の辺りまでは城の敷地だった。


三重櫓を後にし、城内を散策する。こちらは白河バラ園。外堀を見ていると、いかにも城の中を歩いているという感じがする。


白河集古苑。入館料は大人310円。城内の一角にあり、藩主・阿部家にまつわる古文書を中心に展示している。展示物自体はそれほど多くない。


一目で外堀跡とわかる敷地。この部分だけが窪地になっており、こどもたちが遊んでいた。


立派な城の石垣。


立派な三重櫓。城を一回りして白河小峰城を後にする。

free counters
Share on Google Plus

About booksjourney

    Blogger Comment
    Facebook Comment