@ 中尊寺
@ Chusonji Temple
Entrance of Chusonji Temple
中尊寺バス停を降りると、程なくして月見坂の入口に着く。ここから中尊寺金色堂までは800mもの距離があるという。私は事前にほとんど予備知識を持たずに来たので、これには少し驚かされた。これは中々壮大なスケールのお寺だ。やや傾斜のある坂をゆっくりと登っていく。
Tsukimizaka Slope
月見坂の両側には立派な木立が続いており、歴史を感じさせる。350年前に伊達藩によって植樹されたものだという。
Tsukimizaka Slope (around Hondo)
本堂の向かいには素朴な土産物店がある。4月の閑散期のせいなのか、観光客は随分と少ない。
Hondo (Main hall)
入口と金色堂のほぼ中間に位置する場所に建つ中尊寺の本堂。天台宗の東北大本山。
Mine-Yakushido Hall
峰薬師堂。
Belfy
鐘楼。長年使用されてきたもので、現在は使用されていない。
Amidado Hall
金色堂の近くに建つ阿弥陀堂。入口からここまで来るのに17分かかった。
Sankozo (Museum)
讃衡蔵(さんこうぞう)。つまりは中尊寺の宝物館で、奥州藤原氏の国宝や重要文化財などを展示。館内は撮影禁止。大人1人800円の拝観料金で讃衡蔵、金色堂、経蔵、旧覆堂を見学できる。
Konjikido (Golden Hall)
讃衡堂を見学した後、金色堂へ。金色堂は空調が効いている覆堂の中にあり、ガラス越しに金色堂を見ることができる。館内は撮影禁止。
金色堂は1124年に建立されたもので、中尊寺創建当初の唯一の遺構。一面黄金に輝くお堂だが、屋根の部分は金色に塗られた痕跡が見つからなかったそうで、この部分は金色ではない。建物には琉球の夜光貝やアフリカ象の象牙などが用いられており、当時の交易の広さを今に伝えている。
Kyu-Oido (Former Konjikido Pod Hall)
金色堂を出て、かつて金色堂を覆っていた旧覆堂を見学。金色堂建立から50年ほどで屋根がかけられ、16世紀に現在の形になったとされている。1963年(昭和38年)に新覆堂の建築に伴い、現在の場所に移築された。
Hakusan Shrine Nou Butai
白山神社の能舞台。国指定重要文化財。1853年に再建されたもので、橋掛かりや老松の意匠に歴史を感じる。東日本で唯一、完備した構成の近世能舞台なのだそうだ。
4月の閑散期ということで、観光客は少なかった。外国人観光客も西欧系の男性が一人だけだったが、仮に今後、平泉の文化遺産が世界遺産に登録されれば、また状況も変わってくるのだろう。
さて、中尊寺訪問から1週間後の4月14日、中尊寺の僧侶の一人が岩手県青少年環境浄化条例違反の疑いで検挙されたというニュースを後日に知った。いったい、どうしたものか。
Blogger Comment
Facebook Comment